タスクシュートは、がんばるためのツールではなく、がんばらないためのツールなんだよ
この記事は「Designer’s Cafe」より転載しています。
タスク管理ツールTaskChute。
こんなに便利なツールは他にないので、今や生活の一部になってしまって、タスクシュートを使わない生活がどんなだったか、もはや思いだせません。
ただ、その魅力をお話しようと思っても、「分単位で時間のログを取る」という部分だけで、「え…」とドン引きされるときがあります。
そんなに頑張ったら疲れない?
そういうときの典型的な反応の一つがこうです。
分単位で記録つけるなんて信じられない。
そんなの面倒くさいでしょ。
そんなの窮屈でしょ。
そんなに頑張ったら疲れるでしょ。
で、私はちょっと考え込みます。
タスクシュートを使うようになってから「前より面倒くさい」だろうか? 「前より窮屈」だろうか? 「前より疲れる」だろうか?
うん、面倒くさいのは、確かに。何もしないのに比べたら面倒くさい。
けど、窮屈でもないし、疲れてもいない。
疲れるんだったら、怠け者の私が使い続けてるはずがない(笑)
むしろタスクシュートを使ってから、前よりも多くのことをラクに終わらせられるようになっている、と。
タスクシュートは「がんばる」ためのツールじゃない
これは断言しますが、タスクシュートは「がんばる」ためのツールではありません。
タスクシュートが、分単位で記録を残すのは、「何にどれくらいの時間を使っているのか」を知るためです。
何のためにそんな情報を記録しておくのかといえば、「どうやってムリをせずに、タスクをやりくりするか」を考えるためです。
平たくいえば、今から自分がやろうとしている計画(午前中にあれとこれをやって、午後には…)が、実際にできそうなのか、それとも無謀な計画に突っ込もうとしているだけなのか、それを事前に教えてくれるのがタスクシュートなんですよね。
「できそうだ」というのであれば、そのまま進めばいいですし、「無謀だ」とタスクシュートが警鐘を鳴らしてきたら、その時点でどうやって時間をやりくりするかを考えることができます。
なので、タスクシュートを使ってからは、「がんばる」というのがむしろ減りました。
だから、「タスクシュートでがんばる」とか「疲れる」という感じは、私にはまったくありません。
「がんばらないで、どうやって上手くやりくりするか」、そのヒントをくれるのがタスクシュートなんです。