タスクシュートと私(3)-GTDをやってみた

 

この記事は「Designer’s Cafe」より転載しています。

 

前回は、『7つの習慣』に登場する「緊急×重要マトリクス」をもとにタスク管理にチャレンジし、挫折したお話でした。

「重要度と緊急度で分類する」という表面的な部分ばかりを気にしたあげく、「重要度で分類する」というのがどうしてもしっくりこず、単なる「締切順にならんだタスクリスト」になってしまいました。

タスクシュートと私(2)-「緊急×重要マトリクス」をやってみた | Designer’s Cafe

次に出会ったのは、GTDというタスク管理手法でした。

GTDとは

GTDというのは、生産性コンサルタントのデビット・アレン氏が提唱しているタスク管理の方法で、まとめると、次の3点になります。
(1)頭の中の「気になること」を、”すべて”頭の外に追い出そう。
(2)すべての「気になること」について、求めるべき結果と次にとるべき行動を決めよう。
(3)とるべき行動を信頼できるシステムで管理し、定期的に見直そう。

もう少し詳しく知りたい方は、これが参考になります。

生産性アップの金字塔「GTD」の理念をおさらい : ライフハッカー[日本版]

出会ったとき、「今度こそいけるかも!」と思いました。『7つの習慣』での失敗から、「中長期的な目標が大切なのは分かったけれど、かといって目の前のタスクをこなさないとそこまで辿りつけない。目の前のタスクをうまく管理できる方法はないか」と悩んでいたところだったからです。

そんな私にとって、GTDの「すべてを書き出して、一つのシステムで管理する」という方法は、とても魅力的に思えました。

さらに、すべてのタスクについて、「具体的な次の行動」を設定するというネクストアクションの考え方も、納得できるものでした。

GTDの考え方は、現実のタスク処理にぴったりだと思いました。今でもそう思います。

GTDの考え方には共感するも、運用に挫折

が、ここでも、困ったことがありました。GTDは、どんなささいなことでも書き出し、ネクストアクションを設定し、片付けていくという方法です。

なので、頭はとってもスッキリするのですが、細かいタスクを毎日書きだそうと思うと、負荷が大きかったんです。一言でいえば、面倒くさい。

 

結局、毎日続けることはできず、ときどき「もやもやしたときに、GTDで頭のなかを整理する」といった使い方になってしまいました。

GTDの考え方には大賛成だったんですが、それを毎日「ラクに続ける仕組み」がなかったんです。

それからしばらく後でした。欠けていたピース「ラクに続ける仕組み」と出会ったのは。

それは、TaskChute(タスクシュート)という名前のツールでした。

続きます。

タスクシュートと私(0)-タスクに追いかけられる日々から解放されるまで
タスクシュートと私(1)-どうしてタスク管理を始めたのか
タスクシュートと私(2)-「緊急×重要マトリクス」をやってみた
タスクシュートと私(3)-GTDをやってみた
タスクシュートと私(4)-出会い
タスクシュートと私(5)-かくして世界はこう変わった

 

転載元はこちら→タスクシュートと私(3)-GTDをやってみた

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