【機能紹介】 2013年9月リリース済みのアップデート内容
新たに追加された機能
- 高速並び替え(セル着色・セルの高さ変更を省略し、並び替えることのみに邁進)
- 通常並び替え(セル着色・セルの高さ変更ともに行う、従来どおりの並び替え)
- 全力並び替え(指定した日までの「節内ソート順」に沿った並び替え)
- キーワード抽出/解除(指定したキーワードを含む行の抽出;Excel標準のオートフィルタを拡張)
- タスク実行前のヒント編集(「タスク実行前のヒント」のセル内容およびハイパーリンクを対話形式で編集する)
▼右端まで移動しなくても、すぐに内容の確認および編集ができます。
▼ハイパーリンクの編集も可能です。
- 節内ソート順の再適用(本日のタスク群について、指定したタスクの属するセクションを対象に「節内ソート順」に並び替える)
節内ソート順は翌日以降のタスクにしか適用されませんが、この機能を使うことで本日のタスクにも適用されます(セクション単位)
- タスク実行前のヒントに設定したハイパーリンクを開始時刻入力時に自動オープン(Evernote、URL、ファイルやフォルダへのショートカット)
開始時刻に時刻を入力する(=そのタスクを開始する)と、タスク実行前のヒントに設定したハイパーリンクを開くかどうかのダイアログが表示されます。
▼Evernoteのノートリンク(Evernoteの該当のノートが開きます)
▼インターネットのショートカット(この例では、記事の投稿フォームに直接ジャンプします)
タスク開始時以外でも「ハイパーリンクを開く」機能を実行することにより、ハイパーリンクを開くことができます。この場合、「タスク実行前のヒント」以外の列に設定されたハイパーリンクであっても開くことができます。
- 週次見積シートの手動更新(指定した日数分だけ都度更新)パフォーマンスを向上させるために、週次見積シート上の数式を撤廃
その関係で、週次見積シートは今後は手動更新となります。週次見積シートを選択した際に以下のようなダイアログが表示されますので、何日先まで更新したいか(=見通したいか)を指定します。
▼初期値は「5日」ですが設定で任意の値に変更可能です。
- メインシートに基準日の切り替えボタンの設置(前 → 前日、翌 → 翌日)
- メインシート上部に現在のセクション情報を表示
今日という一日における“現在地”がわかります。並び替え時に更新されます。
▼現在のセクションが表示されます。
- メインシートでセクション列を選択中にステータスバーに該当のセクション情報を表示
そのセクションが何時から何時までだったかを忘れてしまっても大丈夫です。
- コマンドボタンを追加(主要な機能をワンクリックで実行可能)
これまでのメニューに加えて、コマンドボタンも追加しました。
それぞれのボタンのアイコンは機能の内容をイメージできるものにしています。▼Excel2003以前
▼Excel2007以降
- 見積時間-実行時間の差分コピー機能
タスク実行中に割り込みが入ったときに、とりあえずそのタスクを終了させて割り込みに対応、その後に終了させたタスクを複製することで、残り時間を見積もり時間にしたタスクが追加される、というものです。
終了済みのタスクを複製したときに、実績時間が見積時間より少ない場合、見積時間と実績時間の差分を初期値として提案されます。
▼見積時間の60分から実績時間の32分を引いた28分が複製したタスクの見積時間となる
- ルーチンタスク(デイリー(1days)およびリピート(repeats))設定時に間隔・隔数を指定可能に
隔数とは造語で、サイクル(周期)に近い意味です。
例えば、以下のようなことができます。
ブラッシュアップした機能
- 高速並び替え機能(リピートタスク複製時の並び替えは高速並び替えを適用)
- 週次見積シートの数式を削除(メインシートで見積時間の変更やタスクの増減があった場合のみ、週次見積シート選択時に手動更新)
- 以上の他、各種アルゴリズム見直しにより、パフォーマンスを大幅に改善
- 検索入力の改善(選択セルから上に向かって検索し、続いて一番下から上に向かって検索;本日 → 昨日以前の順)
▼検索キーワードを入力(カーソルのある列が検索対象の列となります)
▼本日(タイトルバーに個数表示)
▼「いいえ」を押し続けると昨日以前のデータを遡って検索
「はい」をクリックすると、見つかったデータが選択セルに転記されます。
- リピート設定の拡充
以下の設定を追加します。
・作業内容@毎月第n*曜日例えば、
・不燃ごみ出し@毎月第1金曜日(repeats)とした場合、毎月第1金曜日のリピートタスクになります。
先ほどの隔数と組み合わせることで次のようなリピートも可能になります。
・四半期レビュー@毎月第1土曜日(3repeats)8月の第1土曜日である8月3日(土)の次は、3ヶ月後の第1土曜日である11月2日(土)となります。
さらに、
・月次不要品処分@毎月最終土曜日(repeats)とした場合、毎月最終土曜日のリピートタスクになります。
- 複数のタスクの開始・終了時刻の重なりを許容
例えば、移動しながら読書した場合、
・移動 8:45~9:30
・読書 8:55~9:25という記録が入力できるようになります。
これまでも入力できていましたが、並び替え時に並び順がおかしくなっていました。
今回のアップデートで、終了時刻の遅いほうが下に来るようになります。 - オートフィルタ(抽出)がONの状態で、並び替え、タスクの追加・複製・完了(終了時刻の入力)などの操作を行う際にアラートを表示
これまではオートフィルタがONのままで各種操作を行うと、TaskChuteが正常に動作しなくなることがありました。
今回のアップデートで、これを未然に防げるようになります。 - Modeの色指定をRGBに変更(Excel2007以降であれば1600万色の中から選べます;従来は56色)
あなたのTaskChuteがより色鮮やかに変わります。
仕様変更(主なもののみ)
- Projectが空白の場合、区切り扱い → Projectが「区切り」の場合、区切り扱いに
これまでは、Projectが空白のタスクは「区切り」という特別なタスクとして扱われていました。
これにより、並び替え時に意図しない先送りが行われることがありました(区切りタスクは、現在時刻が節内ソート順に入力した4ケタの時刻を表す数値を超えた時に翌日に移動します)。この仕様はわかりにくいため、今回のアップデートにて、Projectが「区切り」となっているタスクを区切りタスクにするように変更します。
- スターのついたタスクは並び替え時に所属セクション内で先頭に移動
これまでスターは「パッと見で他のタスクと区別するため」くらいの意味合いしかありませんでしたが、今回のアップデートで、特別な意味と挙動をまとうことになりました。
並び替え時に、所属セクション内で先頭に移動する、という挙動です。その意味するところは、所属セクションにおいては真っ先に片づけなければならないタスクである、というものです。このタスクだけはどうしてもこの時間内に終わらせたい、という場合に活用いただけるはずです。 - 「タスク実行前のヒント」と「タスク完了後のコメント」の位置を入れ替え
「タスク完了後のコメント」よりも「タスク実行前のヒント」の方がタスク管理という観点からすると参照価値の高い項目といえますので、位置を入れ替えました(これまでは、コメント → ヒントの順番でしたが、ヒント → コメントの順番になります)
今回追加した「タスク実行前のヒント編集」の機能も合わせて活用ください。 - 「Mode」および「設定」シートの内容もデータ移行の対象に
これまでは「Mode」および「設定」シートの内容は「データ移行」の機能では完全には移行できていませんでした。今回のアップデートで、この2つのシートの移行をカバーしました。
セクション区切りやショートカットなど、これまで通りの設定ですぐに使い始めることができます。
- 「Project」および「Mode」への全角文字(日本語)の入力が簡単に
これまでは「Project」および「Mode」への入力は半角文字(英数字)に最適化していましたが、今回新たに追加した設定「全角(日本語)で入力」を指定することで「Project」および「Mode」のセルを選択した際に日本語入力モードに切り替わるため、入力がスムーズに行えるようになります。
- その他
これ以外にも特にスピードアップにつながる修正や改善を施しています。お使いいただく中で見つけていっていただければ幸いです。